16日の東京外国為替市場=ドル・円、114円台前半でもみ合い

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2021/12/16 15:01

 16日の東京外国為替市場でドル・円は、1ドル=114円台前半でもみ合った。

 朝方、114円10銭近辺だったドル・円は、日経平均株価が朝寄り高から心理的なフシ目の2万9000円を回復した動きにツレて一時114円24銭まで上伸。仲値決済に向けて国内輸入企業からのドル買い・円売りがあったこともドル・円をサポートした。その後、日経平均株価が戻り売りに押されるとドル・円も軟化したが、114円割れが意識される水準では底堅かった。

 前引け前に日経平均株価が持ち直し、午後にかけて再び2万9000円台に再浮上すると、ドル・円も堅調に推移した。

 前日のFOMC(米連邦公開市場委員会)でテーパリング(量的金融緩和の段階的縮小)の加速を決め、利上げ時期の前倒しが示唆されたことから、日米金利差拡大を意識したドル買い・円売りが優勢となったが、BOE(英中銀)金融政策委員会、ECB(欧州中銀)理事会が目前に控えていることもあり、東京時間のドル・円は値幅25銭に満たない小幅なもみ合いに終始した。

 15時現在、114円14銭となっている。

提供:モーニングスター社

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