<米国株情報>JPモルガンが大幅安、第4四半期は減収減益―トレーディング低迷

株式

2022/1/17 10:22

 金融大手ジェイピー・モルガン・チェース<JPM>が14日、前日比6.15%安の157.89ドルと大幅に続落した。同日寄り付き前に発表した21年12月期第4四半期(10-12月)の決算が嫌気された。

 第4四半期は、一般企業の売上高に相当する経常収益が前年同期比0.3%減の292億5700万ドル、純利益が同14%減の103億9900万ドル、1株当たり利益(EPS、希薄化後)は同12%減の3.33ドルだった。経常収益は市場予想を下回った。

 トレーディングが低迷し、株式市場関連サービスは同2%減の20億ドル、債券市場関連サービスも同16%減の33億ドルと落ち込んだ。また、賃金やIT関連投資など一般経費が大幅に増えた。

 22年12月期について、ジェレミー・バーナムCFO(最高財務責任者)は賃金上昇などの経費増の逆風が吹くため、ROE(自己資本純利益率)の会社目標17%の達成は難しくなったとしている。通期の一般経費は前年比8%増の約770億ドルと予想している。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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