<特集>好需給銘柄をマーク(4)=センコーGH―下値では買い戻し期待、業績良好で割り負け感も

株式

2022/1/21 17:24

 センコーグループホールディングス<9069.T>に狙い目がある。14日申し込み現在の信用取引残高は、買い残が12万株強、売り残が29万株強と売り長状態。同日報告分の株券等貸借週末残高によると、借り手のカラ売りポジションにつながる貸付残高は有担保分で200万株超に上る。株価は、21年3月10日に昨年来高値1168円を付けて以降、下降トレンドを描き、直近1月20日には昨年来安値910円に沈んだが、昨年11月中旬以降は900円台前半で下値抵抗力を示す動きが続いた経緯があり、そろそろ底打ち接近のニュアンスだ。下値では売り方の買い戻しも思惑視され、押し目買いゾーンといえそうだ。

 むろん、業績は良好だ。22年3月期の連結利益予想は上方修正された経緯がある。営業利益で252億円(前期比17.1%増)を見込み、4期連続で営業最高利益を塗り替える。物流の回復が見られるなか、拡販ならびコスト改善・生産性向上に取り組むとともに、前期に実施したM&A(企業の合併・買収)の収益も寄与する。PER9倍台、PBR1倍割れと割り負け感があり、次期23年3月期の増益観測を踏まえると水準訂正高の余地が膨らむ。

提供:モーニングスター社

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