<新興国eye>ブラジル中銀週報:22年インフレ見通しを5.38%上昇に引き上げ

新興国

2022/2/1 11:58

 ブラジル中央銀行が1月31日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、中銀のIPCA(拡大消費者物価指数)で見た22年のインフレ見通しは前週予想の5.15%上昇から5.38%上昇に引き上げられた。引き上げは3週連続、1カ月前の予想は5.03%上昇だった。23年の見通しも3.40%上昇から3.50%上昇に引き上げられた。1カ月前の予想は3.41%上昇だった。

 22年実質GDP(国内総生産)見通しは前週予想の0.29%増から0.30%増に引き上げられた。1カ月前の予想は0.36%増だった。23年の見通しは1.69%増から1.55%増に引き下げられた。引き下げは2週連続、1カ月前の予想は1.80%増だった。

 22年末時点の政策金利見通しは前週予想の11.75%に据え置かれた。据え置きは3週連続、1カ月前は11.50%だった。23年末時点の見通しも8.00%に据え置かれた。据え置きは8週連続。次回2月1-2日会合時点の見通しも10.75%に据え置かれた。据え置きは10週連続となった。

 為替レートの見通しは、21年末時点の見通しが前週予想の5.60レアルに据え置かれた。据え置きは5週連続。23年末時点の見通しも5.50レアルに据え置かれた。1カ月前は5.40レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、

 上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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