日経平均506円高と大幅に4日続伸、TOPIXは3日連続年初来高値=3日後場

 3日後場は日経平均株価が、前日比506円07銭高の4万580円76銭と大幅に4日続伸。TOPIX(東証株価指数)が同15.56ポイント高の2872.18ポイントと4日続伸して取引を終了した。

 現地2日の米国株式が上昇した動きを受け、朝方から買いが先行。日経平均への寄与度が大きい値がさハイテク株を中心に物色され、午後2時37分には、同619円52銭高の4万694円21銭を付けた。TOPIXも堅調な値動きが継続、3日続けて終値ベースの年初来高値を更新した。市場では、あす4日は米国株式市場が独立記念日で休場となり、5日は米6月雇用統計の発表を控えることから、積極的に上値を買うことは考えにくく「上放れたことで先物を中心に買い戻しを余儀なくされた」(中堅証券)との声が聞かれた。東証プライム市場の出来高は16億9035万株、売買代金は4兆3443億円。騰落銘柄数は値上がりが980銘柄、値下がりは616銘柄、変わらず49銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち21業種が上昇、12業種が下落した。ディスコ<6146.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が上昇。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、信越化<4063.T>、富士フイルム<4901.T>などの化学株も高い。アドバンテス<6857.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株や、テルモ<4543.T>、オリンパス<7733.T>などの精密機器株も堅調。宮地エンジ<3431.T>、SUMCO<3436.T>などの金属製品株や、住友大阪<5232.T>、特殊陶<5334.T>などのガラス土石株もしっかり。一方、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株が安い。

 個別では、霞ヶ関キャピ<3498.T>、冶金工<5480.T>、A&DHD<7745.T>、太陽誘電<6976.T>、オプトラン<6235.T>などが高い。半面、日金銭<6418.T>、松屋<8237.T>、ギフトHD<9279.T>、大阪ソーダ<4046.T>、双葉電子<6986.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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