ケーズHDが反発、業績予想の下方修よりも自社株買いを評価

株式

2022/2/2 16:25

 ケーズホールディングス<8282.T>が反発し、69円高の1192円を付けた。1日引け後、22年3月期の連結業績予想の下方修正と、自社株買いを発表。自社株買いを評価する動きが強まった。

 自社株買いは、取得上限1000万株(自己株を除く発行済み株式数の5.04%)・100億円。取得期間は2月2日から5月31日までとしている。株主価値を高めるとともに、資本効率の向上および経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を実行するために取得する。

 22年3月期業績予想の修正では、売上高を7720億円から7400億円(前期比6.6%減)に、営業利益を445億円から400億円(同22.7%減)に引き下げた。7月および8月の天候不順で、エアコンや冷蔵庫が振るわなかったことや、11月および12月は特に東日本において気温が高めに推移したことで、エアコンや暖房商品が低調となったことを織り込んだ。

 22年3月期第3四半期(21年4-12月)の決算は、売上高が5615億9400万円(前年同期比7.4%減)、営業利益が312億8300万円(同31.3%減)だった。

 2日の終値は、前日比62円高の1185円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ