<相場の読み筋>2月16日

2022/2/16 7:45

 15日の米国株式は、4日ぶりに反発した。NYダウが前日比422.67ドル高の3万4988.84ドル、ナスダック総合指数が同348.838ポイント高の1万4139.757ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億1918万株、ナスダック市場が41億5621万株だった。ロシア国防省は15日、同国の南部に展開する部隊の一部が、訓練を終え基地に戻っていると発表。また、ロシアのプーチン大統領は同日、ドイツのショルツ首相と会談を行い、米欧との協議を継続する姿勢を示したこともあり、ウクライナ情勢への警戒感が後退。リバウンド狙いの買いや買い戻す動きが強まり、反発につながった。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アップル<AAPL>やテスラ<TSLA>、マイクロソフト<MSFT>などが買われ、同指数の上昇をけん引した。

 16日の東京株式は反発後、堅調な展開か。きのう15日は、取引終了にかけて下げ渋る動きをみせていたことや、ウクライナ情勢への警戒感が後退し、現地15日の欧米株式が反発した動きなどから、買い先行スタートとなろう。ただ。連日で大幅続落していたこともあり、買い一巡後には、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好となる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=115円台の半ば(15日は115円34-35銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=131円台の前半(同130円48-52銭)と円安方向にある。15日のADR(米国預託証券)は円換算値で、アドバンテスト<6857.T>、任天堂<7974.T>、東エレク<8035.T>などが、15日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比605円高の2万7445円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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