日経平均は401円程度安、株価指数先物に断続的な売りに加え円高が重し=18日寄り付き

 18日午前9時22分すぎの日経平均株価は、前日比401円程度安2万6831円前後で推移。午前9時16分には、同420円67銭安の2万6812円20銭を付けている。きのう17日に大幅反落した動きや、現地17日にバイデン米大統領が、数日内にもロシア軍によるウクライナへの侵攻があり得るとの見方を示し、NYダウ、ナスダック総合指数が大幅に続落したことから、売りが先行。株価指数先物に断続的な売りが出たことをきっかけに、下げ幅を拡大している。外国為替市場で、円がドルやユーロに対して、円高方向に振れていることもあり、輸出関連銘柄には重しとなっているもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、17日の大阪取引所清算値比280円安の2万6880円だった。

 業種別では、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電機機器株が下落。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も安い。コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も軟調。東洋紡<3101.T>、東レ<3402.T>などの繊維株や、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株も下げている。

 個別では、グレイス<6541.T>(整理)、ツバキナカ<6464.T>、トレンド<4704.T>、レシップHD<7213.T>、THK<6481.T>などが下落。半面、TREHD<9247.T>、小林洋行<8742.T>、JSB<3480.T>、愛知時計<7723.T>、名村造<7014.T>などは上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時22分時点で、1ドル=114円台の後半(17日は1ドル=115円29-31銭)、1ユーロ=130円台の半ば(同131円15-19銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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