日経平均は160円程度安、売り一巡後はやや下げ渋る動きに=11日寄り付き

 11日午前9時22分すぎの日経平均株価は、前週末比160円程度安い2万6824円前後で推移。午前9時10分には、同222円20銭安の2万6763円60銭を付けている。前週末8日は3日ぶりに反発したものの、上値の重い動きだったこともあり、売りが先行した。売り一巡後は、外国為替市場で円がドルやユーロに対して、前週末の水準よりも円安方向にあることから、やや下げ渋る動きにつながったもよう。現地8日の米国株式は、NYダウが続伸したものの、ナスダック総合指数は反落するなど、まちまちの動きだった。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末8日の大阪取引所清算値比50円安の2万6990円。

 業種別では、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、島津製<7701.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が下落。楽天グループ<4755.T>、リクルートHD<6098.T>などのサービス株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も安い。NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も軟調。7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株や、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株も下げている。

 個別では、ミダックHD<6564.T>、ベイカレント<6532.T>、マーキュリア<7347.T>、エスクロAJ<6093.T>、ラクスル<4384.T>などが下落。半面、カーブスHD<7085.T>、大有機化<4187.T>、東電力HD<9501.T>、ワキタ<8125.T>、イオンFS<8570.T>などは上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時22分時点で、1ドル=124円台の半ば(前週末8日は1ドル=124円04-05銭)、1ユーロ=135円台の半ば(同134円79-83銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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