<相場の読み筋>4月12日

2022/4/12 7:45

 11日の米国株式は、NYダウが前週末比413.04ドル安の3万4308.08ドルと3日ぶりに反落、ナスダック総合指数が同299.040ポイント安の1万3411.956ポイントと続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億2671万株、ナスダック市場が45億8203万株だった。米10年物国債の利回りが、一時2.79%まで上昇(価格は下落)する場面がみられた。金利上昇による相対的な割高感が意識され、ハイテク株が売られたほか、NY原油先物WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)が急反落したことから、エネルギー関連株も下落した。NYダウ採用銘柄では、マイクロソフトやアメリカン・エキスプレス、シスコシステムズなどが、値下がり率の上位に入っている。

 12日の東京株式は続落後、軟調な展開か。きのう11日の日経平均株価は、売り先行後、小幅高に転じる場面もみられたが、戻り待ちの売りに押された。戻り待ち売り圧力が意識されるなか、22年3月期の決算発表の本格化を控え、積極的な売買は期待しづらく、模様眺めムードが広がりそうだ。直近で下値支持線として意識されている25日移動平均線(11日時点で2万6811円)を、終値ベースで維持できるかが、ポイントになりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=125円台の前半(11日は125円24-26銭)、ユーロ・円が1ユーロ=136円台の半ば(同136円63-67銭)と小動き。11日のADR(米国預託証券)は円換算値で、デンソー<6902.T>、東エレク<8035.T>、三井住友<8316.T>などが、11日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比90円安の2万6730円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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