日経平均は508円高と3日ぶり大幅反発、グロース株中心に上昇し指数をけん引=13日後場

 13日後場の日経平均株価は前日比508円51銭高の2万6843円49銭と3日ぶりに大幅反発。朝方は、買いが先行した。12日の米国株式は値を下げたが、日本時間13日の時間外取引では米株価指数先物が高く、支えとなった。きのう大幅続落した反動もあり、先物買いを交えて上げ幅拡大の流れとなり、大引け近くには2万6885円87銭(前日比550円89銭高)まで上伸した。なかで、グロース(成長)株中心に上昇し、指数をけん引した。

 東証プライムの出来高は11億6582万株、売買代金は2兆8239億円。騰落銘柄数は値上がり1516銘柄、値下がり279銘柄、変わらず44銘柄。

 市場からは「グロース株がかなり戻している。短期筋の買い戻しとみられ、個人投資家の反発狙いの買いも入っているようだ。ただ、イースター(復活祭、4月17日)を控え、腰の据わったマネーは入りにくい」(外資系証券)との声が聞かれた。

 業種別では、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が上昇。郵船<9101.T>、川崎汽<9107.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も高い。ブリヂス<5108.T>、TOYO<5105.T>などのゴム製品株や、エムスリー<2413.T>、リクルートHD<6098.T>、サイバー<4751.T>などのサービス株も堅調。東エレク<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>、ファナック<6954.T>などの電機株も買われた。ダイキン<6367.T>、コマツ<6301.T>、三菱重工<7011.T>などの機械株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>、テルモ<4543.T>などの精密株も値を上げた。丸紅<8002.T>、三菱商<8058.T>、三井物産<8031.T>などの卸売株も引き締まった。

 半面、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が下落。三菱UFJ<8306.T>、ゆうちょ銀行<7182.T>、あおぞら<8304.T>などの銀行株も売られた。

 個別では、Eガディアン<6050.T>、HIOKI<6866.T>がストップ高となり、ピアラ<7044.T>、Sansan<4443.T>、ローソン<2651.T>などの上げも目立った。半面、塩野義薬<4507.T>、イズミ<8273.T>、竹内製作<6432.T>、アークランド<9842.T>、CSP<9740.T>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、31業種が上昇した。

(写真:123RF)

提供:モーニングスター社

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