(再送)日経平均は328円高と大幅続伸、手控えムードのなか動意に乏しい展開に=14日後場

 14日後場の日経平均株価は、前日比328円51銭高の2万7172円00銭と大幅に続伸して取引を終えた。朝方から、きのう13日に大幅反発した動きが継続。現地13日の米国株が反発したこともあり、幅広い銘柄が物色されるなど堅調に推移した。午前11時12分には、同357円40銭高の2万7200円89銭と、きょうの高値を付けた。後場は、前場の高値に迫る場面もみられたが、現地15日がグッドフライデー(聖金曜日)で欧米の主要株式市場が休場となることもあり、手控えムードが強まった。後場の値幅は90円強に留まり、動意に乏しい展開だった。東証プライムの出来高は10億1005万株、売買代金は2兆3422億円。騰落銘柄数は値上がり1346銘柄、値下がり442銘柄、変わらず51銘柄だった。

 市場では「引き続き、米国株の動きに影響を受けるなか、日経平均株価は25日移動平均線(14日時点で2万7036円)を意識する展開が続きそうだ」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が上昇。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も高い。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株の堅調。東電力HD<9501.T>、中部電力<9502.T>などの電気ガス株や、三井物産<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株も上げた。東証業種別指数は33業種のうち、31業種が上昇、水産農林とサービスの2業種が下落した。

 個別では、大阪チタ<5726.T>、三井松島HD<1518.T>、コシダカHD<2157.T>、邦チタ<5727.T>、三陽商<8011.T>などが上昇。半面、PRTIME<3922.T>、スノーピーク<7816.T>、TSIHD<3608.T>、ピアラ<7044.T>、ピックルス<2925.T>などは下落した。

提供:モーニングスター社

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