<相場の読み筋>4月19日
2022/4/19 7:45
18日の米国株式は、続落した。NYダウが前営業日比39.54ドル安の3万4411.69ドル、ナスダック総合指数が同18.721ポイント安の1万3332.358ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億2845万株、ナスダック市場が40億5627万株だった。NY原油先物WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)価格が4日続伸。原油高によるガソリン価格の上昇が懸念され、景気への影響が警戒された。また、米10年物国債の利回りが一時2.87%近くまで上昇(価格は下落)し、相対的な割高感が意識されたハイテク株も軟調に推移した。NYダウ採用銘柄では、ウォルト・ディズニーやハネウェル、ホーム・デポなどが、値下がり率の上位に入っている。
19日の東京株式は反発後、もみ合いか。日経平均株価は、きのう18日に大幅続落した反動から、買い優勢のスタートとなりそう。ただ、手がかり材料難のなか、ウクライナ情勢の先行き不透明感や、中国の景気動向への警戒などもあり、積極的な買いは期待しづらく、戻りは限定的となることも想定される。引き続き、時間外取引での米株価指数先物や、中国・上海総合指数の値動きに影響を受ける場面がありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=127円前後(18日は126円63-65銭)、ユーロ・円が1ユーロ=137円前後(同136円64-68銭)と円安方向に振れている。18日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、パナソニック<6752.T>、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などが、18日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比95円高の2万6845円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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