日経平均は160円程度安、株価指数先物に断続的な売りで下げ幅拡大=5月2日寄り付き

 5月2日午前9時32分すぎの日経平均株価は、4月28日終値比160円程度安い2万6687円前後で推移する。午前9時31分には、同177円01銭安の2万6670円89銭を付けている。朝方は、前週4月28日に大幅反発した動きが継続し、買いが先行した。ただ、買いの勢いは続かず下げ転換。その後は、株価指数先物に断続的な売りが出たことをきっかけに下げ幅を拡大している。現地29日の米国株式市場では、NYダウが3日ぶりに大幅反落し、ナスダック総合指数は急反落。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同28日の大阪取引所清算値比140円安の2万6730円だった。

 業種別では、中部電力<9502.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が下落。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、大成建設<1801.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株も安い。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、アサヒ<2502.T>、JT<2914.T>などの食料品株も軟調。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、オリックス<8591.T>、JPX<8697.T>などのその他金融株も下げている。

 個別では、PHCHD<6523.T>、明和産<8103.T>、遠藤照明<6932.T>、アンリツ<6754.T>、アイエスビー<9702.T>などが下落。半面、アルプスA<6770.T>、エンプラス<6961.T>、北国FHD<7381.T>、ラサ工業<4022.T>、Vキューブ<3681.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時32分時点で、1ドル=129円台の後半(4月28日は1ドル=130円59-60銭)、1ユーロ=136円台の後半(同137円83-87銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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