<米国株情報>アマゾンが52週安値更新、第1四半期は赤字転落

株式

2022/5/2 10:42

 オンライン小売大手アマゾン・ドットコムは4月29日、一時前日比15.89%安の2432.50ドルとまで売られ、52週安値を更新した。終値は14.05%安の2485.63ドル。

 28日引け後に22年12月期第1四半期(1-3月)の決算を発表。売上高は前年同期比7%増の1164億4400万ドルとなったが、本業のもうけを示す営業利益は同59%減の36億6900万ドルにとどまり、最終損益は38億4400万ドルの赤字(前年同期は81億700万ドルの黒字)に、希薄化後の1株当たり損益(EPS)は7.56ドルの赤字(同15.79ドルの黒字)に転落した。赤字転落は13年12月期第1四半期(1-3月)以来。

 実店舗(傘下のホールフーズ・マーケッツ)の売上高は同16%増の45億9100万ドルと、前期の17%増に続いて高い伸びとなり、好調を維持したが、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻と、それに伴う対ロ経済制裁を背景にコストが大幅に増加。出資先である電気自動車(EV)開発ベンチャー企業のリビアン・オートモーティブの株価が急落し、株式評価損を計上したことも最終赤字転落の要因になった。

 第2四半期(4-6月)は、売上高を前年比3-7%減の1160億-1210億ドル(中心値1185億ドル)、営業損益を10億ドルの赤字から30億ドルの黒字(前年同期は77億ドルの黒字)と予想したが、どちらも市場予想を下回った。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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