<相場の読み筋>5月9日
2022/5/9 7:45
前週末6日の米国株式は、続落した。NYダウが前日比98.60ドル安の3万2899.37ドル、ナスダック総合指数が同173.029ポイント安の1万2144.662ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億7557万株、ナスダック市場が54億6545万株だった。米4月雇用統計で、非農業分野の雇用者数が季節調整済みで前月比42万8000人増となり、市場予想平均の同39万1000人増を上回った。同月の平均時給が前年同月比5.5%増と3月の同5.6%増から高止まりしたことで、賃金上昇によるコスト増が懸念された。米10年物国債の利回りが一時3.13%台に上昇(価格は下落)したこともあり、NYダウは一時520ドルを超える下げをみせる場面もあった。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、ペイパルやネットフリックス、メタ(旧フェイスブック)などが下落し、同指数の重しとなった。
9日の東京株式は反落後、弱含みの展開か。日経平均株価は前週末に反発した反動や、現地6日の欧米株式が下落した動きなどから、売り先行スタートとなりそう。22年3月期の決算発表が本格化するなか、好決算銘柄を中心に「森(指数)よりも木(個別)」の選別物色が強まるとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=130円台の半ば(前週末6日は130円51-53銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=137円台の半ば(同137円29-33銭)と円安方向にある。前週末6日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ZHD<4689.T>、ローム<6963.T>、みずほ<8411.T>などが、同6日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比225円安の2万6885円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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