<相場の読み筋>5月20日

2022/5/20 7:45

 19日の米国株式は、続落した。NYダウが前日比236.94ドル安の3万1253.13ドル、ナスダック総合指数が同29.658ポイント安の1万1388.496ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億964万株、ナスダック市場が49億8312万株だった。前日の通常取引終了後、22年2-4月期の決算を発表したシスコ・システムズが下落。弱い動きが継続したこともあり、NYダウは一時、470ドルを超える下げをみせる場面もあった。売り一巡後は、買い戻しの動きや短期的なリバウンドを狙った買いなどから、下げ幅を縮小して取引を終えた。NYダウ採用銘柄では、シスコ・システムズのほか、トラベラーズやウォルマートなどが、値下がり率の上位に入っている。

 20日の東京株式は、もみ合い商状か。きのう19日の日経平均株価は、売り一巡後に下げ渋る動きをみせて取引を終えた。買い手がかり難のなか週末要因もあり、積極的な売買は限られそうで、「森(全体)よりも木(個別)」の度合いが高まりそう。引き続き、時間外取引での米株価指数先物の動きに神経質な展開となる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=127円台の後半(19日は128円22-23銭)と円高方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=135円台の前半(同134円53-57銭)と小動き。19日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、キリンHD<2503.T>、武田薬<4502.T>、東エレク<8035.T>などが、19日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比変わらずの2万6370円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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