(再送)日経平均は357円安と大幅に3日続落、米株先物高支えに下げ渋るも戻り限定、75日線割れ=14日後場
14日後場の日経平均株価は前日比357円58銭安の2万6629円86銭と大幅に3営業日続落。5月27日以来ほぼ半月ぶりに75日移動平均線を割り込んだ。朝方は、売り優勢で始まった。米利上げ加速への警戒感が続き、13日の米国株式市場で主要3指数が大幅に4日続落した流れを受け、前場終盤には2万6357円90銭(前日比629円54銭安)まで下押す場面があった。一巡後は、時間外取引で米株価指数先物が上げ幅を広げたこともあり、引け間際にかけて下げ渋ったが、戻りは限定された。
東証プライムの出来高は12億6090万株、売買代金は3兆333億円。騰落銘柄数は値上がり382銘柄、値下がり1403銘柄、変わらず53銘柄。
市場からは「積極的な米利上げへの懸念を織り込みにいったとはいえ、織り込み切れたかはまだ不透明だ。『3空』(3回連続のマド開け)の下げで目先反発してもいい頃合いだが、3月安値と5月安値を結んだ延長線(直近2万6200円台半ば程度)を下回ると調整継続の可能性が強まってくる」(準大手証券)との声が聞かれた。
業種別では、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が下落。HOYA<7741.T>、テルモ<4543.T>、オリンパス<7733.T>などの精密株や、住友不<8830.T>、三菱地所<8802.T>、三井不<8801.T>などの不動産株も安い。第一三共<4568.T>、中外薬<4519.T>、小野薬<4528.T>などの医薬品株や、ソフバンG<9984.T>、KDDI<9433.T>、NTTデータ<9613.T>などの情報通信株も売られた。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、東レ<3402.T>、ゴールドウイン<8111.T>などの繊維製品株も軟調。JR西日本<9021.T>、JR東海<9022.T>、京成<9009.T>などの陸運株も値を下げた。
半面、川崎汽<9107.T>、商船三井<9104.T>、郵船<9101.T>などの海運株が堅調。三井住友<8316.T>、千葉銀行<8331.T>、静岡銀行<8355.T>、愛知銀行<8527.T>、富山第一銀行<7184.T>などの銀行株も高い。
個別では、東建コーポ<1766.T>、Hamee<3134.T>、MSOL<7033.T>、アセンテック<3565.T>、ブラス<2424.T>などの下げが目立った。半面、グッドコムA<3475.T>、鳥貴族HD<3193.T>、ラクーンHD<3031.T>、大真空<6962.T>、JMDC<4483.T>などの上げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、31業種が下落した。
提供:モーニングスター社
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