日経平均は475円高と3日ぶり大幅反発、米株先物高が後押し、プライム銘柄の93%が上昇=21日後場

 21日後場の日経平均株価は前日比475円09銭高の2万6246円31銭と3営業日ぶりに大幅反発。朝方は、買い優勢で始まった。20日の米国株式市場は休場ながら、同日の欧州株式が上昇。日本時間21日の時間外取引での米株価指数先物の上昇が後押しし、上げ幅拡大の流れとなり、後場後半には2万6418円84銭(前日比647円62銭高)まで上伸する場面があった。ただ、買い一巡後は戻り売りに伸び悩み商状となった。なお、東証プライム銘柄の93%が上昇した。

 東証プライムの出来高は11億1340万株、売買代金は2兆6190億円。騰落銘柄数は値上がり1719銘柄、値下がり92銘柄、変わらず27銘柄。

 市場からは「夜間取引で米株先物が上昇し、それを織り込みにいったが、今晩のNY株がさらに上で返ってこないと日本株は一段上に行きづらい。ただ、最近の動きを踏まえるとボラティリティ(価格変動性)の高い動きが続きそうだ」(準大手証券)との声が聞かれた。

 東証業種別株価指数は全33業種が値を上げた。業種別では、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>、三井松島HD<1518.T>などの鉱業株が上昇。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も高い。住友不<8830.T>、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>、東急不HD<3289.T>などの不動産株や、東京海上<8766.T>、MS&AD<8725.T>、T&DHD<8795.T>などの保険株も買われた。ENEOS<5020.T>、コスモエネH<5021.T>、出光興産<5019.T>などの石油石炭製品株や、オリックス<8591.T>、クレセゾン<8253.T>、JPX<8697.T>などのその他金融株も堅調。ダイキン<6367.T>、IHI<7013.T>、ダイフク<6383.T>などの機械株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株も値を上げた。

 個別では、レノバ<9519.T>、ブラス<2424.T>、SREHD<2980.T>、シンクロF<3963.T>、マーケットエンター<3135.T>などの上げが目立った。半面、大豊建設<1822.T>、しまむら<8227.T>、邦ガス<9533.T>、ノムラシス<3940.T>、柿安本店<2294.T>などの下げが目立った。

(写真:123RF)

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ