日経平均は9円高と小幅続伸、米株高・円安で買い先行も上げ下げ繰り返し方向感定まらず=22日前場

 22日前場の日経平均株価は前日比9円64銭高の2万6255円95銭と小幅続伸。朝方は、休場明け21日の米国株式市場で主要3指数が上昇した流れを受け、買いが先行した。円安・ドル高進行も支えとなり、寄り付き直後に2万6462円83銭(前日比216円52銭高)まで上昇した。ただ、時間外取引での米株価指数先物安もあって次第に伸び悩み、いったん下げに転じた。その後、上げ下げを繰り返し、前引けにかけては前日終値近辺でもみ合った。朝高後は方向感の定まらない展開となった。

 東証プライムの出来高は5億7216万株、売買代金は1兆3312億円。騰落銘柄数は値上がり813銘柄、値下がり943銘柄、変わらず82銘柄。

 業種別では、アステラス薬<4503.T>、小野薬<4528.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株が堅調。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>、住友ゴム<5110.T>などのゴム製品株や、日産自<7201.T>、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>、三菱自<7211.T>などの輸送用機器株も高い。東北電力<9506.T>、東ガス<9531.T>、大阪ガス<9532.T>などの電気ガス株や、森永乳<2264.T>、カルビー<2229.T>、日清粉G<2002.T>などの食料品株も堅調。住友不<8830.T>、東建物<8804.T>などの不動産株や、7&iHD<3382.T>、パンパシI<7532.T>などの小売株も買われた。

 半面、INPEX<1605.T>、三井松島HD<1518.T>などの鉱業株が軟調。川崎汽<9107.T>、商船三井<9104.T>、郵船<9101.T>などの海運株や、三菱商<8058.T>、三井物産<8031.T>、双日<2768.T>などの卸売株も安い。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、ANA<9202.T>、JAL<9201.T>などの空運株もさえない。日本紙<3863.T>、北越コーポ<3865.T>、レンゴー<3941.T>などのパルプ紙株も売られた。

 個別では、ランドC<3924.T>、Wスコープ<6619.T>、ツルハHD<3391.T>、ラクスル<4384.T>、邦ガス<9533.T>などの上げが目立った。半面、テラスカイ<3915.T>、新光商<8141.T>、ドリームI<4310.T>、サムコ<6387.T>、HEROZ<4382.T>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、16業種が上昇した。

提供:モーニングスター社

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