ユーグレナ、マレーシアで採取した微細藻類から、脂質を生産する耐酸性の新規藻類の同定・単離に成功

株式

2022/6/28 15:32

 ユーグレナ<2931.T>は27日、理化学研究所(理研)の微細藻類生産制御技術研究チーム、マレーシア工科大学・マレーシア日本国際工科院の原啓文准教授(現東京大学特任准教授)、マレーシア工科大学・マレーシア日本国際工科院の研究チームとの共同研究により、マレーシアの泥炭地で採取した微細藻類の中から、脂質を生産する耐酸性の新規藻類・テトラスティココッカスの同定・単離に成功したと発表した。

 今回、マレーシアの酸性泥炭湿地林から特徴的な新規藻類・テトラスティココッカスを同定・単離し、その特性を明らかにすることに成功した。同研究は、新規藻類・テトラスティココッカスは耐酸性の高さから酸性条件下での開放池での大規模培養を行うことで、不要な藻類株や他の微生物による混入(コンタミネーション)を防ぎ、燃料利用が可能なバイオマスを低コストで生産できる可能性があることを示唆しているという。同社では、今後も、国内外の地域資源である微細藻類を活用し、脂質成分など有用成分の量産化などを軸にした研究を実施していく予定としている。

 28日終値は、前日比22円高の934円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ