(再送)日経平均は142円高と反発、引けにかけもみ合い商状、米6月CPI控え様子見=13日後場

 13日後場の日経平均株価は前日比142円11銭高の2万6478円77銭と反発。朝方は、きのう大幅反落した反動から自律反発狙いの買いが先行した。先物買いを交えて上げ幅を広げ、前場中盤には2万6543円07銭(前日比206円41銭高)まで上昇した。ただ、買いは続かず、一巡後は前場後半に向けて伸び悩んだ。その後持ち直したが、戻りは限定され、引けにかけて2万6400円台でもみ合い商状となった。日本時間13日夜発表の米6月CPI(消費者物価指数)を控え、様子見気分が強まった。

 東証プライムの出来高は8億9356万株、売買代金は2兆665億円。騰落銘柄数は値上がり1217銘柄、値下がり535銘柄、変わらず86銘柄。

 市場からは「海外オーダーに目立ったものはなく、米CPIを前に様子見だ。結果をみてから、センチメントがどう変化するかが注目されるが、当面は日米決算にらみで個別株中心の展開になろう」(外資系証券)との声が聞かれた。

 業種別では、東電力HD<9501.T>、九州電力<9508.T>、関西電力<9503.T>などの電気ガス株が堅調。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>、レンゴー<3941.T>などのパルプ紙株も高い。リクルートHD<6098.T>、楽天グループ<4755.T>、エムスリー<2413.T>などのサービス株も引き締まり、ホンダ<7267.T>、トヨタ<7203.T>、マツダ<7261.T>などの輸送用機器株も買われた。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>、SBI<8473.T>などの証券商品先物株や、ニコン<7731.T>、HOYA<7741.T>、シチズン時計<7762.T>などの精密株も値を上げた。

 半面、INPEX<1605.T>、三井松島HD<1518.T>などの鉱業株が軟調。日水<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株もさえない。保険株では、東京海上<8766.T>が下落した。日揮HD<1963.T>、大成建設<1801.T>、清水建設<1803.T>などの建設株や、三井物産<8031.T>、伊藤忠<8001.T>などの卸売株も売られた。

 個別では、パルGH<2726.T>、エーアイテイ<9381.T>、ジャムコ<7408.T>、竹内製作<6432.T>、HEROZ<4382.T>などの上げが目立った。半面、Jリース<7187.T>、エコス<7520.T>、大阪チタ<5726.T>、日本通信<9424.T>、東和薬品<4553.T>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、24業種が上昇した。

提供:モーニングスター社

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