日経平均は145円高と3日続伸、3連休を前に総じてしっかり=15日後場

 15日後場の日経平均株価は、前日比145円08銭高の2万6788円47銭と3日続伸して取引を終えた。きのうの好地合いが継続し朝方から買いが優勢で、午前9時6分には、同214円38銭高の2万6857円77銭ときょうの高値を付けた。一時、戻り待ちの売りに押される場面もみられたが、時間外取引で米株価指数先物が上昇していることを支えに堅調に推移。後場の値幅は65円強にとどまり、動意に乏しいものの、3連休前としては、総じてしっかりだった。為替市場ではドル・円が1ドル=138円90銭台(14日は139円09-11銭)で推移し、きのう14日ほどの変動はみられなかった。東証プライムの出来高は10億7831万株、売買代金は2兆5444億円。騰落銘柄数は値上がり689銘柄、値下がり1074銘柄、変わらず75銘柄だった。

 市場では「業績が好調な銘柄が物色されるなど、総じて堅調に推移した。3連休明けも好地合いの継続が期待される」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、パラベッド<7817.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、中部電力<9502.T>、関西電力<9503.T>などの電気ガス株が上昇。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も高い。イオン<8267.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も堅調。武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株も上げた。東証業種別指数は全33業種のうち、16業種が上昇、17業種が下落した。

 個別では、Sansan<4443.T>、PRTIME<3922.T>、RobotH<1435.T>、Vキューブ<3681.T>、ニイタカ<4465.T>などが上昇。半面、セラク<6199.T>、フィルC<3267.T>、佐鳥電機<7420.T>、IDOM<7599.T>、ダイト<4577.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:モーニングスター社

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