日経平均は111円高と7日続伸、大手海運株が高く値がさ株の一角など堅調=22日後場

 22日後場の日経平均株価は前日比111円66銭高の2万7914円66銭と7営業日続伸。朝方は、きのう6連騰した反動から利益確定売りが先行し、寄り付き後まもなく2万7701円25銭(前日比101円75銭安)まで値を下げる場面があった。ただ、21日の米国株高もあって持ち直し、プラスに転じた。上げ幅を徐々に広げ、後場後半には2万7952円25銭(前日比149円25銭高)まで上昇した。その後は引けにかけて、やや上値が重くなった。なかで、23年3月期の連結業績予想を上方修正した大手海運株が高く、値がさ株の一角などが堅調だった。

 東証プライムの出来高は9億9386万株、売買代金は2兆6252億円。騰落銘柄数は値上がり1014銘柄、値下がり712銘柄、変わらず112銘柄。

 業種別では、川崎汽<9107.T>、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が上昇。リクルートHD<6098.T>、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>などのサービス株も高い。三菱地所<8802.T>、住友不<8830.T>、三井不<8801.T>などの不動産株や、東エレク<8035.T>、京セラ<6971.T>、キーエンス<6861.T>などの電機株も買われた。クレセゾン<8253.T>、JPX<8697.T>などのその他金融株も堅調。大和ハウス<1925.T>、鹿島<1812.T>などの建設株や、ダイキン<6367.T>、ディスコ<6146.T>などの機械株も値を上げた。

 半面、東電力HD<9501.T>、中部電力<9502.T>、大阪ガス<9532.T>、レノバ<9519.T>などの電気ガス株が下落。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も軟調。ENEOS<5020.T>、出光興産<5019.T>などの石油石炭製品株もさえず、第一三共<4568.T>、塩野義薬<4507.T>、武田薬<4502.T>などの医薬品株も売られた。

 個別では、オーバル<7727.T>が2日連続のストップ高となり、サーバーW<4434.T>、JIA<7172.T>、CEHD<4320.T>などの上げが目立った。半面、OBC<4733.T>、ダイヤHD<6699.T>、新日科学<2395.T>、小松ウオール<7949.T>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、19業種が上昇した。

(写真:123RF)

提供:モーニングスター社

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