<特集>老朽化インフラ対策関連マーク(4)=不動テトラ―受注好調継続、割り負け感強く、水準訂正へ

株式

2022/7/22 17:13

 不動テトラ<1813.T>は社会インフラ全般を整備する土木と地盤改良、ブロックの3事業の協調によって、海・陸の領域において持続的な成長を目指すことを経営方針としており、インフラ老朽化対策関連としても見逃せない存在だ。

 23年3月期の連結業績予想では、売上高790億円(前期比18.3%増)、営業利益39億4000万円(同19.5%増)を見込み、増収増益に転じてくる。主力とする公共建設投資は堅調に推移し、受注高は760億円(同18.9%増)への拡大を計画している。利益面では、建設資材、エネルギー価格高騰の影響などが懸念されるものの、増収効果で吸収できるだろう。

 株価は、21年3月15日の高値2020円から下降トレンドを描き、22年3月8日の年初来安値1444円まで調整を入れたが、その後は出直り波動にシフトしている。足元では、日足一目均衡表上の「雲」をキープし、75日移動平均線が下値支持線として機能しつつある。一方で上値抵抗線の200日線に差し掛かり、テクカル好転の印象。PER10倍弱、PBR0.8倍台と割り負け感も強く、水準訂正高の余地を秘めている。

提供:モーニングスター社

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