<特集>災害対策関連マーク(2)=日基礎―防災・減災に向けた地盤改良に多彩な独自工法

株式

2022/8/1 7:02

 地盤の液状化や斜面崩壊、洪水や土砂災害を防ぐための独自工法を数多く有する日本基礎技術<1914.T>をマークしたい。

 同社は地盤改良、アンカー工法、「クモの巣ネット工法」などの法面固定、地すべり抑制抗杭工法などの防災技術を持ち、恒常的に新工法の開発にも取り組んでいる。地震や台風など自然災害の対策関連としては中核的な銘柄に位置づけることができる。

 23年3月期は売上高が前期比0.5%減の220億円と減収予想ながら、営業利益は同19.8%増の9億円を見込む。民間工事についてはコロナ感染症や賃金上昇などの影響を踏まえ、慎重に見ているが公共工事は、国土強じん化関連の防災減災を中心に堅調に推移する見込みだ。

 株価は4月19日の高値852円から6月13日の直近安値550円まで約35%調整、その後は下値を切り上げる波動を形成している。600円付近のもみ合いを抜けに期待したい。

提供:モーニングスター社

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