日経平均は190円高と続伸、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好が続く=4日後場

 4日後場の日経平均株価は、前日比190円30銭高の2万7932円20銭と続伸して取引を終えた。朝方は、きのう3日に反発した動きや、現地3日の欧米株式が上昇したこともあり、買いが先行。午前9時31分には、同263円69銭高の2万8005円59銭と、取引時間中としては4日ぶりに2万8000円を付ける場面もみられた。買い一巡後は、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好が続き、後場の値幅は70円弱にとどまったが、総じて堅調な展開となった。東証プライムの出来高は12億9540万株、売買代金は2兆8994億円。騰落銘柄数は値上がり1012銘柄、値下がり739銘柄、変わらず87銘柄だった。

 市場では「ここまでの日本企業の4-6月決算は総じて堅調で、上方修正銘柄や好業績銘柄を中心に底堅く推移しそうだ」(中堅証券)との見方があった。

 業種別では、郵船<9101.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株や、古河電工<5801.T>、住友電工<5802.T>などの非鉄金属株が上昇。中外薬<4519.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も高い。AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株や、キーエンス<6861.T>、京セラ<6971.T>などの電気機器株も堅調。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株も上げた。東証業種別指数は全33業種のうち、15業種が上昇、18業種が下落した。

 個別では、合同鉄<5410.T>、ミマキエンジ<6638.T>、クロスキャット<2307.T>、日東紡<3110.T>、静岡ガス<9543.T>などが上昇。半面、日本コークス<3315.T>、ZHD<4689.T>、JUKI<6440.T>、大末建設<1814.T>、セガサミーH<6460.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:モーニングスター社

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