日経平均は240円程度高、株価指数先物に断続的な買いで上げ幅拡大=17日寄り付き

 17日午前9時22分すぎの日経平均株価は、前日比240円程度高い2万9108円前後で推移する。午前9時21分には、同251円36銭高の2万9120円27銭を付けた。取引時間中での2万9000円回復は1月6日以来。きのう16日は3日ぶりに小幅反落となったが、底堅く推移していたことから、買いが先行した。その後、株価指数先物に断続的な買いが入ったことをきっかけに、上げ幅を拡大した。為替市場で、円がドルやユーロに対して、円安方向に振れていることも支えとなっているようだ。現地16日の米国株式は、NYダウが5日続伸した一方、ナスダック総合指数は3日ぶりに反落するなど、まちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、16日の大阪取引所清算値比100円高の2万8950円だった。

 業種別では、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株が上昇。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も高い。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も堅調。AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株も上げている。

 個別では、リブセンス<6054.T>、大阪チタ<5726.T>、クロスマーケ<3675.T>、シュッピン<3179.T>、東邦鉛<5707.T>などが上昇。半面、モリト<9837.T>、ダイオーズ<4653.T>、KeePer<6036.T>、サニーサイド<2180.T>、アバント<3836.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時22分時点で、1ドル=134円台の前半(16日は1ドル=133円65-67銭)、1ユーロ=136円台の半ば(同135円78-82銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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