日経平均は327円高と大幅に3日続伸、半月ぶり2万8500円回復、午後は限定的な動き=12日後場

 12日後場の日経平均株価は前週末比327円36銭高の2万8542円11銭と大幅に3営業日続伸。2万8500円回復は8月26日(終値2万8641円38銭)以来ほぼ半月ぶり。朝方は、前週末の米国株式市場で金利上昇への警戒感が後退し、主要3指数が上昇した流れを受け、買いが先行した。先物買いを交えて上げ幅を拡大し、一時2万8612円89銭(前週末比398円14銭高)まで上昇した。一巡後は戻り売りや利益確定売りに伸び悩み、2万8438円37銭(同223円62銭高)まで押し戻される場面もあった。その後は持ち直したが、午後は値幅が57円85銭と限定的な動きとなった。

 東証プライムの出来高は9億2587万株、売買代金は2兆1699億円。騰落銘柄数は値上がり1259銘柄、値下がり488銘柄、変わらず90銘柄。

 業種別では、JR東日本<9020.T>、JR西日本<9021.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が堅調。HOYA<7741.T>、オリンパス<7733.T>、シチズン時計<7762.T>などの精密株も高い。三越伊勢丹<3099.T>、Jフロント<3086.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>、住友不<8830.T>などの不動産株も買われた。大日印<7912.T>、アシックス<7936.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も値を上げた。

 半面、INPEX<1605.T>、三井松島HD<1518.T>などの鉱業株が軟調。東電力HD<9501.T>、中部電力<9502.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株も安く、郵船<9101.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株も売られた。

 個別では、日医工<4541.T>、gumi<3903.T>、HEROZ<4382.T>、鎌倉新書<6184.T>がストップ高となり、トルク<8077.T>などの上げも目立った。半面、クミアイ<4996.T>、ポールHD<3657.T>、ファーマF<2929.T>、ペガサス<6262.T>、ベステラ<1433.T>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、26業種が上昇した。

提供:モーニングスター社

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