日経平均は13円程度高、買い先行後は積極的に買い進む動きが限られる=15日前場

 15日午前9時37分すぎの日経平均株価は、前日比13円程度高い2万7832円前後で推移する。午前9時1分には、同73円04銭高の2万7891円66銭を付けている。きのう14日に大幅反落した反動や、自律反発狙いの買いが先行した。ただ、手がかり材料難のなか、積極的に買い進む動きは限られているもようで、一時、下げ転換する場面もみられた。現地14日の米国株式は反発し、シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所清算値比70円高の2万7720円だった。

 業種別では、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が上昇。バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株も高い。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も堅調。TOYO<5105.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、清水建設<1803.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株も上げている。

 個別では、ラクスル<4384.T>、Wスコープ<6619.T>、エニグモ<3665.T>、鳥貴族HD<3193.T>、プロレドP<7034.T>などが上昇。半面、LinkU<4446.T>、日医工<4541.T>、ネオジャパン<3921.T>、IRJHD<6035.T>、アセンテック<3565.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時37分時点で、1ドル=143円台の前半(14日は1ドル=143円30-33銭)、1ユーロ=142円台半ば(同143円11-15銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ