<米国株情報>英当局、マイクロソフトのアクティビジョン買収計画を正式調査へ

株式

2022/9/20 10:07

 英独占禁止法当局であるCMA(公正取引庁)は15日、マイクロソフトが計画しているゲームソフト大手アクティビジョン・ブリザードの買収について、正式な調査に移行する方針を明らかにした。CMAはこれまで予備調査を進めてきたが、マイクロソフト側が譲歩案の提示を拒否したことから、英国のビデオゲーム市場で公正競争を阻害する恐れが強まったとしている。

 マイクロソフトは1月、アクティビジョンを687億ドル(約9.8兆円)の現金で買収すると発表。CMAに対し、買収計画の承認を求めた。CMAは買収によってソニー<6758.T>との競争に悪影響を及ぼす可能性があるとして、7月まで関係者から意見聴取。独禁法に違反するか否かの予備調査の結論を9月1日に示していた。

 今後は買収が反競争的となるか否か、多方面にわたり精密な市場調査が実施される。通常、6カ月以内に結論が出る。CMAから承認されず、買収断念となった場合、マイクロソフロはアクティビジョンに30億ドルの違約金を支払わなければならない。米国やEU(欧州連合)の独禁法当局も、今回の買収計画を審査中としている。

 買収が承認されれば、マイクロシフトのビデオゲーム市場のシェアは、中国テンセント・ホールディングスとソニーに次いで3位となる。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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