広東・香港の不動産デベロッパー・緑景(中国)地産投資、22年1〜6月期は売上大幅減も増益

サーチナ

中国株

2022/9/26 9:34

 広東省・香港地域の不動産開発を手掛ける緑景(中国)地産投資(00095/香港)が9月22日、2022年1〜6月期の半期決算報告を発表した。前年同時期に比べて売上がほぼ半減した一方で、当期純利益は約65%増加した。

 同社は不動産開発および販売、商業物件投資および経営、ホテル運営などの総合サービスを主業務としている。不動産開発では主に広東省の深セン市、珠海市、茂名市、香港の物件を扱っており、深センNEO都市商務総合体、香港緑景NEOビル、緑景ズオリンショッピングセンターなどの商業施設を運営している。

 22年1〜6月期の売上高は10億4503万人民元で、前年同時期の20億3031万元から48.5%減少した。不動産開発・販売の売上高が4億9666万元で前年同期比68.1%減と大きく減少したことが大きく響いた。当期に販売された物件の総延床面積は約2万4300平方メートルで、前年動機の5万5700平方メートルから半分以上減少している。一方で、商業物件投資・運営は3億3827万元で同2.1%増、総合サービスは2億1009万元で同46.8%増と前年同時期をそれぞれ上回った。今年3月に新型コロナの感染が深セン市で拡大した際、同社の運営するホテルが当局によって伝染病調査センターとして徴用されたことが売上増の一要因となった。

 一方、当期純利益は10億2676万元で、前年同期の6億2161万元から65.17%増加した。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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