【香港IPO】マーケティングサービスの潤歌互動が17日に上場、初値は公開価格の2.03倍となる1.30香港ドル

サーチナ

中国株

2022/10/18 9:13

 中国のマーケティング、ITソリューションサービス企業である潤歌互動(02422/香港)が10月17日、香港証券取引所メインボードに上場した。公開価格0.64香港ドルに対し、初値は2.03倍の1.30ドルだった。

 同社は2009年設立で、15年より中国の電気通信媒体を用いたマーケティング・宣伝事業を開始した。現在、マーケティング・宣伝事業に加え、モバイル端末用ゲームやソフトウェアの開発・メンテナンス、宝くじ関連ソフトウェアシステム・設備ソリューションプランのITソリューション事業も展開している。21年12月期の売上攻勢は、マーケティング・宣伝事業が74.5%、ITソリューション事業が25.3%。マーケティング・宣伝事業の中でも特に広告投入サービスの売上が大きい。

 21年12月期の売上高は2億1954万人民元(前期比94.22%増)、純利益は4998万元(同9.92%増)。22年1〜4月期の売上高は7071万元(前年同期比10.86%増)、純利益は1975万元(同66.01%増)。

 新規上場に伴い調達予定の約1億1900万香港ドル(約23億円)は、約42%をマーケティング・宣伝事業のオンラインチャネル、リソースの開発、拡大に、約27%をサプライヤーの拡大とバーチャルグッズの開発に、約15%をマーケティングおよび関連業界の企業の買収費用に、約6%をSaaSプラットフォームの開発、運営に用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ