<相場の読み筋>10月25日

2022/10/25 7:45

 24日の米国株式は、続伸した。NYダウが前週末比417.06ドル高の3万1499.62ドル、ナスダック総合指数が同92.896ポイント高の1万952.612ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億8688万株、ナスダック市場が47億6235万株だった。前週末に米ウォール・ストリート・ジャーナルが、12月FOMC(米連邦公開市場委員会)で利上げ幅の縮小を協議すると報じたことが引き続き意識された。また、政治的な混乱が続いた英国で、スナク元財務相が次期首相に就任する見通しとなり、同国の財政運営が安定するとの期待感も支えとなったもよう。NYダウ採用銘柄では、アムジェンやコカ・コーラ、ホーム・デポなどが、値上がり率の上位に入っている。

 25日の東京株式は続伸後、もみ合いとなりそう。現地24日の欧米株式が上昇した動きを受け、朝方は買い先行スタートが見込まれる。ただ、きのう24日は、上値の重い展開で日経平均株価が安値引けとなるなど、戻り待ち売りの圧力は強そうで、決算発表の本格化を控えることもあり、積極的に買い進みづらいとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=149円トビ台(24日は149円25-27銭)とやや円高方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=147円台の前半(同146円78-82銭)と円安に振れている。24日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、武田薬<4502.T>、富士通<6702.T>、みずほ<8411.T>などが、24日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所清算値比185円高の2万7145円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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