<相場の読み筋>11月1日

2022/11/1 7:45

 10月31日の米国株式は、NYダウが前週末比128.85ドル安の3万2732.95ドルと7日ぶりに反落、ナスダック総合指数が同114.306ポイント安の1万988.146ポイントと反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が12億1094万株、ナスダック市場が45億4997万株だった。11月1-2日にかけて行われるFOMC(米連邦公開市場委員会)を控え、短期的な利益を確定する動きが先行。米10年物国債の利回りが一時4.1%台に上昇(価格は下落)したことも重しとなった。NYダウ採用銘柄では、インテルやマイクロソフト、ダウ(旧ダウ・デュポン)などが、値下がり率の上位に入っている。

 11月1日の東京株式は、堅調な展開か。現地10月31日の米国株式は下落したものの、きのう10月31日の強い動きや、直近で上値を抑える格好となっていた75日移動平均線を終値ベースで上抜いたこともあり、投資家心理の好転が期待される。為替相場は、ドル・円が1ドル=148円台の半ば(10月31日は148円00-02銭)と円安方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=146円台の後半(同146円94-98銭)と小動き。10月31日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、武田薬<4502.T>、コマツ<6301.T>、ソニーG<6758.T>などが、同31日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同31日の大阪取引所清算値比変わらずの2万7550円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ