<相場の読み筋>11月8日

2022/11/8 7:45

 7日の米国株式は、続伸した。NYダウが前週末比423.78ドル高の3万2827.00ドル、ナスダック総合指数が同89.266ポイント高の1万564.520ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億1788万株、ナスダック市場が43億3866万株だった。米中間選挙の投開票日の8日を控え、野党の共和党が下院に加え上院でも優位な選挙戦を進めていると報じられるなか、前週末の強い地合いが継続した。NYダウ採用銘柄では、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスやセールスフォース、ボーイングなどが値上がり率の上位に入っている。

 8日の東京株式は、続伸後も堅調な展開か。日経平均株価はきのう7日に大幅反発した動きや、現地7日の米国株式が続伸したことも追い風に、買い先行スタートとなりそう。23年3月期第2四半期累計(22年4-9月)の決算発表が続くなか、好地合いを背景に、好業績銘柄への個別株物色が中心になるとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=146円台の半ば(7日は147円51-54銭)と円高方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=146円台の後半(同146円42-46銭)と円安に傾いている。7日のADR(米国預託証券)は円換算値で、楽天グループ<4755.T>、ソニーG<6758.T>、TDK<6762.T>などが、7日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所清算値比70円高の2万7620円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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