11日の東京外国為替市場見通し=ドル・円、急落の反動やリスクオンで底堅い展開か

為替

2022/11/11 8:31

ドル・円予想レンジ:1ドル=141円00銭-142円50銭

 11日の東京外国為替市場で、ドル・円はやや荒い値動きが予想される。米10月CPI(消費者物価指数)が前年比で伸びが減速し、市場予想も下回ったことから、FRB(米連邦準備制度理事会)による利上げペースの鈍化観測が広がり、ドル・円は急落した。ただ、12月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で利上げ幅が縮小しても日米の金利差は引き続き拡大する見通しであり、ドル安・円高が急速に進んだことで国内輸入企業による実需のドル買い・円売りのほか、米国株の大幅高を受けたリスクオンのドル買いも入りやすく、ドル・円は底堅い展開とみる。

<主な経済指標・イベント>

国内:10月企業物価指数

アジア:マレーシア7-9月期GDP(国内総生産)

北米:米11月ミシガン大学消費者信頼感指数、ベテランズデーで米債券市場は休場

欧州:英7-9月期GDP、英9月鉱工業生産、独10月CPI(消費者物価指数)

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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