<相場の読み筋>12月2日

2022/12/2 7:45

 1日の米国株式は、NYダウが前日比194.76ドル安の3万4395.01ドルと3日ぶりに反落、ナスダック総合指数は同14.453ポイント高の1万1482.449ポイントと小幅ながら続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億4711万株、ナスダック市場が48億782万株だった。米10月の個人消費支出(PCE)は、エネルギー、食品を除き前月比0.2%上昇し、市場予想平均の同0.3%上昇を下回った。ただ、2日には米11月雇用統計の発表を控えることや、NYダウは前日までに大幅に3日続伸していた反動などから、戻り待ちの売りに押される格好となった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、ネットフリックスやモデルナ、メタ(旧フェイスブック)などが上昇した。

 2日の東京株式は反落後、もみ合いとなりそう。日経平均株価はきのう大幅に反発した反動や、戻り待ちの売りに上値が重かったことなどから、売り優勢スタートとなりそう。一方、サッカー・ワールドカップ(W杯)で、日本がスペイン戦に勝利し、決勝トーナメントへの進出を決めたことから、W杯の試合を配信する「ABEMA」を手がけるサイバー<4751.T>や、試合中継を見ることができるバーを運営するハブ<3030.T>などの関連銘柄が物色される場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=135円台の前半(1日は136円52-55銭)と円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=142円台の半ば(同142円02-06銭)とやや円安方向にある。

 1日のADR(米国預託証券)は円換算値で、オムロン<6645.T>、ローム<6963.T>、みずほ<8411.T>などが、1日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日の大阪取引所清算値比240円安の2万8010円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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