ヘッドホンなど製造の富士高実業、23年3月期中間決算は約29%の増収で黒字転換
ヘッドホンなどの音響機器メーカー、富士高実業(00927/香港)が12月5日、2023年3月期の中間決算を発表した。前年同期比で約29%の増収となり、損益も黒字に転換した。
22年4〜9月期の売上高は5億3131万香港ドルで、前年同時期の4億1223万ドルから28.89%増加した。事業別ではヘッドセット・ヘッドフォンが3億5484万ドル(前年同期比19.35%増)、関連部品が1億8998万ドル(同47.91%増)となった。
ヘッドセット・ヘッドフォン製品は新型コロナの影響が続く中で、新製品の売れ行きが好調だった。また、アクティブノイズキャンセリング、ハイブリッド式アクティブノイズキャンセリング、完全ワイヤレスなどの先進技術の開発に取り組むとともに、コールセンターやオフィス向けの製品を新たに開発、売上増に繋がった。また、音響製品市場が低調な中で関連部品の売上は好調を維持した。
4〜9月期の純損益は642万ドルの黒字で、2125万ドルの赤字だった前年同時期から黒字転換を実現した。原料コストが増加した一方でスケールメリットが高まったこと、不採算事業の停止などによる人件費コストの削減によって売上総利益率が大幅に改善したことが大きな黒字化の大きな要因となった。
今後の展望について同社は、9月に発売した低遅延無線通信技術搭載の高性能ヘッドセット、コールセンターおよびオフィス向け製品による売上のほか、複数の新製品を発売する予定もあり、大きな成長が期待できるとしている。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)
関連記事
-
【上海IPO】IC・素子製造の北京燕東微電子が7日に公募開始、1億7987万株発行予定
上海証券取引所の科創板への上場を目指す、ディスクリート素子など製造の北京燕東微電子(688172/上海)が12月7日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。1億7987万株を発行予定で、公募終了後速やかに上場する見込みだ。…続き
-
ACSLが5日続伸、物流専用ドローンの開発でデザインおよび想定仕様が決定
2022/12/7 9:34
ACSLが5日続伸し、一時95円高の1995円を付けている。6日引け後、日本郵政グループの日本郵便および日本郵政キャピタルと進めている物流専用ドローンの開発で、デザイ・・・…続き
-
先読み作戦指令室=ウェッズ:第2四半期上方修正、もみ合上放れ相場入り
2022/12/7 9:31
ウェッズに注目したい。 自動車部品・用品卸でトップクラスの実績。とくにカスタムホイールに強みを持っている。同社製品を取り扱っている販売店は全国1万店。小売り、物流でも展開。子会社が高・・・…続き
-
【北京IPO】軟包装設備メーカーの遼寧春光製薬装備が7日に公募開始、1600万株発行予定
北京証券取引所への新規上場を目指す、液体充填機器など包装設備メーカーの遼寧春光製薬装備(838810/北京)が12月7日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。1600万株を発行予定で、公募価格は10元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。…続き
-
住友ベが4日ぶり反発、工業用フェノール樹脂価格を値上げ
2022/12/7 9:23
住友ベークライト(住友ベ)が4日ぶりに反発し、一時25円高の4255円を付けている。同社は6日、工業用フェノール樹脂「スミライトレジンPR」の値上げを顧客に申し入れると発表、材料視さ・・・…続き
速報ニュース
-
今晩のNY株の読み筋=4月ミシガン大学消費者信頼感指数に注目
35分前
-
225オプション・コール(期近・4月26日・権利行使価格3万8500円)
1時間前
-
225オプション・プット(期近・4月26日・権利行使価格3万7000円)
1時間前
-
1時間前
-
1時間前
-
1時間前
-
来週の東京外国為替市場見通し=FOMC、雇用統計と重要経済イベント集中
1時間前
-
1時間前
-
26日のPTS注目ポイント=さくら、SCSK、タムロン、日本リビングなど
1時間前
-
1時間前