【北京IPO】13日はゴム製品メーカーの河北華密新材科技など2社が公募開始

サーチナ

中国株

2022/12/13 9:08

 北京証券取引所では12月13日、河北華密新材科技(836247/北京)、青島雷神科技(872190/北京)の2社が新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。

 河北華密新材科技は2331万株を発行予定で、公募価格は8元。1998年に邢台華光橡膠密封有限公司として設立した民営企業で、2015年に株式会社化、20年に現社名となった。ニトリルゴム、フッ素ゴム、水素化ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、天然ゴムなどのゴム材料およびその製品の研究開発、生産、販売を主業務としており、製品は自動車、高速鉄道、建機、石油機械、航空宇宙などの分野にで広く利用されている。長城汽車、一汽集団、三一重工、中国石化、中国中車などの大手企業と提携関係を持つ。

 22年1〜6月期の売上構成は、ゴム材料が75.83%、ゴム製品が24.17%。種類別ではニトリルゴムが57.41%、EPDMが18.57%、天然ゴムが12.66%、フッ素ゴムが5.77%、水素化ニトリルゴムが1.43%となっている。

 21年12月期の売上高は3億6397万元(前期比19.11%増)、純利益は4420万元(同7.43%減)。22年1〜9月期の売上高は2億5138万元(前年同期比6.45%減)、純利益は3208万元(同0.24%減)。

 青島雷神科技は1250万株を発行予定で、公募価格は25元。14年設立の民営企業で、17年に株式会社化した。ノートパソコン、デスクトップパソコン、外付け機器、周辺機器(ディスプレイ、キーボード、マウス、ヘッドセットなど)といったプロフェッショナル向けコンピューターハードウェアの生産を主業務としており、「雷神」、「機械師」の2ブランドを展開するほか、ハイアールのパソコンハードウェアブランドを手掛ける。

 22年1〜6月の売上構成はノートパソコンが66.91%、デスクトップパソコンが16.19%、外付け機器・周辺機器が16.90%となっている。20年における中国ゲーミングノートパソコン・デスクトップパソコン市場シェアは販売量ベースで8.87%で業界3位、売上ベースで7.83%で業界4位だ。

 21年12月期の売上高は26億4231万元(前期比17.21%増)、純利益は7604万元(同28.11%増)。22年1〜9月期の売上高は18億867万元(前年同期比4.80%減)、純利益は3583万元(同25.12%減)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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