【香港IPO】IoTデータ伝送・通信設備の濠ケイ科技国際HD、初値が公開価格を18.68%下回る2.22香港ドル

サーチナ

中国株

2022/12/13 9:20

 濠ケイ科技国際HD(02440/香港)が12月12日、香港証券取引所のメインボードに新規上場した。公開価格2.73香港ドルに対し、初値は18.68%低い2.22ドルだった。終値は同26.74%安の2.00ドルだった。

 同社は2013年設立で、IoTアプリケーションデータ伝送・処理サービス、通信設備の販売を主業務としている。主に中国国内の製造業、市政サービスなどにカスタマイズ化したデータ伝送・処理サービスや通信設備を提供する。特に5G通信の研究開発に力を入れており、20年より5G専用ネットワークサービスの提供を開始して以降、目論見書発行時点で18件の5G専用ネットワークサービスプロジェクトを手掛けてきた。また、通信設備分野では米国やロシアにもアンテナの輸出を行っている。

 21年12月期の売上高は1億8955万人民元(前期比48.76%増)、純利益は3438万元(同20.41%増)。22年1〜5月期の売上高は8294万元(前年同期比56.22%増)、純利益は1052万元(同66.65%増)。

 新規上場に伴い調達予定の約6940万香港ドル(約12億円)は、約49%を5G専用ネットワークサービス改善に、約16%を工業用WLAN研究開発に、約9%を共通のデジタル化基盤開発および汎用IoTプラットフォーム改良に、約7%を研究開発基礎設備の改良、約10%を業務開発能力の強化に用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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