【北京IPO】圧力容器メーカーの成都瑞奇智造科技が14日に公募開始、2928万株発行予定

サーチナ

中国株

2022/12/14 9:22

 北京証券取引所への上場を目指す、成都瑞奇智造科技(833781/北京)が12月14日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。2928万株を発行予定で、公募価格は7.93元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。

 同社は2001年に成都瑞奇石油化工工程有限公司として設立した民営企業で、14年に株式会社化したのち20年に現社名となった。大型圧力容器、スマート統合設備、石油・天然ガス採掘専用設備などの設計、研究開発、製造、電力専用設備の加工、リチウムイオンバッテリー、原子力プロジェクト施工などを主業務としており、原子力エネルギー、新エネルギー、石油化学工業、環境保護などの分野において、省エネ、二酸化炭素排出削減のソリューションプラン、総合サービスを提供している。

 優れた設計開発能力や豊富な製造経験に裏付けられた高品質な製品、サービスの提供により、中国東方電気集団、中国核工業集団、通威股フェン(600438/上海)、新特能源(01799/香港)、中国原子能科学研究院、中国核動力研究設計院などの大型国有企業、上場企業、研究機関のサプライヤーとして認可されている。20年の中国国内圧力容器製品市場シェアは0.05%となっている。日本や欧米の海外企業が大きなシェアを持ち、激しい競争状態の中でシェアの拡大を目指す。

 21年12月期の売上高は2億9029万元(前期比84.15%増)、純利益は4141万元(同2.04倍)。22年1〜9月期の売上高は2億1292万元(前年同期比55.48%増)、純利益は3306万元(同2.32倍)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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