光学部品大手の舜宇光学科技、スマホ需要低迷で11月のレンズ・撮影モジュール出荷量が前年同月比20%以上減

サーチナ

中国株

2022/12/14 9:27

 中国の大手光学部品メーカー、舜宇光学科技(02382)が12月9日、2022年11月の製品出荷量を発表した。スマートフォンの需要低迷により、スマートフォン用のカメラ部品生産が大きく減少した。

 22年11月期の光学部品出荷量は、ガラス球面レンズが129万2000個で前月比14.1%減、前年同月比61.5%減、スマホ用カメラが9103万4000個で前月比9.3%減、前年同月比26.4%減となった。一方、車載カメラは740万5000個で前月比5.3%減、前年同月比47.4%増だった。

 光電製品では、スマートフォン用撮影モジュールは3468万2000個で前月比21.0%減、前年同月比23.4%減。光学機器では顕微鏡機器が4万444個で前月比101.7%増、前年同月比66.5%増と大きく増加している。

 スマホ用のレンズと撮影モジュールの出荷量が前年同月比でそれぞれ20%以上減少した理由について同社は、スマホ市場の需要が低調であることを挙げている。また、車載カメラの出荷量増加については、昨年同時期に生じていた自動車サプライチェーンの重要部品供給不足が解消されたためとした。

 同社の22年1〜6月期の売上高は198億3340万元(前期比5.14%増)、純利益は27億660万元(同52.39%増)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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