【北京IPO】ダンボール包装製品製造の昆山佳合紙製品科技が21日に公募開始、1500万株発行予定

サーチナ

中国株

2022/12/21 9:24

 北京証券取引所への上場を目指す、昆山佳合紙製品科技(872392/北京)が12月21日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。1500万株を発行予定で、公募価格は8元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。

 同社は2001年設立の民営企業で、17年に株式会社化した。ダンボール箱を主とする紙製の包装およびディスプレイボックスなど展示製品の研究開発、設計、生産、販売を主業務としている。包装のデザイン、新製品の開発、包装プランの最適化、包装技術設定、包装の印刷生産、製品の配送と包装や展示製品に関するワンストップサービスを提供しており、ウォールマート、ホーム・デポ、ロウズ、ベスト・バイといった中国内外の著名ブランドと安定的な提携関係を築いている。

 22年1〜6月期の売上高はカラー印刷製品が54.09%、フレキソ印刷製品が39.90%、ダンボール板製品が6.01%となっている。売上の90%以上が中国国内向けの販売によるものだ。これまで蓄積してきた技術や経験により一定の業務規模を獲得しており、業界で高い競争力を持つ。今後さらなる市場開拓、生産、サービス能力の強化を通じて市場競争における地位の一層の向上を目指す。

 21年12月期の売上高は3億9010万元(前期比1.75%増)、純利益は3648万元(同17.41%減)。22年1〜9月期の売上高は2億4031万元(前年同期比18.07%減)、純利益は2038万元(同28.23%減)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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