【深センIPO】半導体設備洗浄サービスの安徽富楽徳科技発展が21日に公募開始、8460万株発行予定

サーチナ

中国株

2022/12/21 9:19

 深セン証券取引所の創業板への上場を目指す、安徽富楽徳科技発展(301297/深セン)が12月21日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。8460万株を発行予定で、公募価格は8.48元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。

 同社は2017年設立で、20年に株式会社化した。半導体製造、ディスプレイパネル製造関連設備の精密洗浄サービスを主業務としており、半導体とディスプレイの生産企業向けにワンストップ式の設備精密洗浄サービスを提供している。中国国内の汎半導体設備洗浄技術、洗浄範囲で業界をリードする企業の一つである。先進的な技術と豊富な精密洗浄サービスの経験を生かし、国内外の大手半導体関連メーカーから広く認められており、高い知名度を誇る。

 半導体設備の洗浄ではPVD(物理蒸着)、CVD(化学蒸着)薄膜堆積設備、拡散設備、リソグラフィなどのさまざまな設備を網羅しており、中芯国際、インテル、長江メモリ、上海華力、華虹などを顧客に持つ。TFTおよびOLEDのディスプレイ設備洗浄では各世代の設備をカバー、京東方、華星光電などの企業を顧客に持つ。22年1〜6月期の売上構成は、半導体設備洗浄サービスが46.72%、ディスプレイパネル設備洗浄サービスが31.80%となっている。

 21年12月期の売上高は5億6926万元(前期比17.94%増)、純利益は8784万元(同15.59%増)。22年1〜9月期の売上高は4億6275万元(前年同期比11.32%増)、純利益は6311万元(同0.71%増)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ