<米国株情報>マイクロン、第1四半期業績が市場予想下回る―従業員10%削減へ

株式

2022/12/23 10:14

 DRAM半導体大手マイクロンテクノロジーは22日、前日比3.44%安の49.43ドルと急反落した。一時は52週安値を48.43ドルに切り下げている。21日引け後に発表した23年8月期第1四半期(22年9-11月)の決算が嫌気された。

 第1四半期の売上高は前年同期比47%減の40億8500万ドル、最終損益は1億9500万ドルの赤字(前年同期は23億600万ドルの黒字)に転落。調整後の希薄化後1株当たり損益(EPS)は0.04ドルの赤字となり、売上高、同EPSともに市場予想よりも悪化した。

 第2四半期(22年12月-23年2月)業績については、売上高を36億-40億ドル(中心値38億ドル)、調整後EPSを0.52-0.72ドルの赤字(同0.62ドルの赤字)と予想した。同社では、下半期(23年3-8月)に収益とフリーキャッシュフローが回復するとみているが、23年末まで収益性に課題が残るとした。

 設備投資額については、シリコンウエハー(集積回路の基板)の設備投資を70億-75億ドルと予想、従来予想の80億ドルや22年8月期の120億ドルを大幅に下回る見通しを示した。

 また、業績低迷に対処するため、リストラ計画の一環として、23年に従業員の約10%(約4800人)をレイオフ(一時解雇)や早期退職プログラムを通じて削減するほか、ボーナス支給も停止することを明らかにした。これに伴い、第2四半期は3億ドルの特別費用を計上するとしている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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