日経平均は87円高、米国株高で買い先行も一巡後は伸び悩む

 26日午前10時時点の日経平均株価は前週末比87円52銭高の2万6322円77銭。朝方は、買いが先行した。前週末23日に発表された米12月ミシガン大学消費者態度指数(確報値)で1年先の期待インフレ率が下方修正されたこともあり、米国株式市場で主要3指数が上昇。この流れを受け、前場早々に2万6438円65銭(前週末比203円40銭高)まで上昇した。ただ、買いは続かず、一巡後は伸び悩み商状となっている。

 業種別では、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>、コスモエネH<5021.T>などの石油石炭製品株が上昇。フジクラ<5803.T>、住友鉱<5713.T>、邦チタ<5727.T>などの非鉄金属株や、ブリヂス<5108.T>、TOYO<5105.T>などのゴム製品株も高い。日本製鉄<5401.T>、神戸鋼<5406.T>などの鉄鋼株も堅調。

 半面、三井住友<8316.T>、三菱UFJ<8306.T>、りそなHD<8308.T>などの銀行株や、T&DHD<8795.T>、MS&AD<8725.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が軟調。東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>、大阪ガス<9532.T>などの電気・ガス株も安い。

 個別では、TOB(株式公開買付け)対象のコネクシオ<9422.T>(監理)がストップ高カイ気配となり、日鉄物産<9810.T>(同)、タツタ線<5809.T>(同)などの上げも目立つ。半面、ニイタカ<4465.T>、JTEC<3446.T>、チェンジ<3962.T>などが値下がり率上位。

提供:モーニングスター社

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