【上海IPO】重慶山外山血液浄化技術、初値は公開価格を13.31%下回る28元

サーチナ

中国株

2022/12/27 9:19

 血液透析装置などの血液浄化設備メーカーの重慶山外山血液浄化技術(688410/上海)が12月26日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格32.30元に対し、初値は13.31%低い28.00元だった。終値は同18.98%安の26.17元だった。

 同社は2001年設立の民営企業で、15年に株式会社化した。血液浄化設備の研究開発、生産、販売を主業務としている。また、血液透析医療サービスのチェーン経営を行っている。連続性血液浄化設備、血液透析装置、血液灌流装置などの重要設備技術を開発しており、製品の血液浄化設備は中国内外で1万台あまり利用されている。中国国内では1000か所あまりの病院で導入されており、21年における血液透析装置、連続性血液浄化設備の市場シェアは国産ブランドの中で上位に位置している。

 21年12月期の売上高は2億8327万元(前期比11.35%増)、純利益は1814万元(同1.05%減)。22年1〜9月期の売上高は2億5926万元(前年同期比36.90%増)、純利益は3270万元(同12.61倍)。

 新規上場に伴い調達予定の12億4673万元(約239億円)は、約69%の8億6323万元を血液浄化設備および高価値消耗材産業化プロジェクトに、約13%の1億6407万元を、血液浄化研究開発センター建設プロジェクトに、約8%の9943万元を販売ネットワークの改良。リモート運用メンテナンスサービスプラットフォーム建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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