通信設備販売の艾伯科技、23年3月期中間決算は約37.5%の増収に

サーチナ

中国株

2022/12/28 9:18

 5G通信設備やIoT製品の販売、新システムインテグレーションなどを手掛ける艾伯科技(02708/香港)が12月23日、2023年3月期の中間決算を発表した。前年同時期に比べて30%以上の増収となった一方で、赤字に転落した。

 22年4〜9月期の売上高は3億6615万人民元で、前年同時期の2億6627万元から37.51%増加した。事業別の売上高は主力事業である法人向けスマート端末製品販売が3億1386万元(前年同期比52.17%増)、システムインテグレーションが26万元(同15.53倍)、ソフトウェア開発が4616万元(同15.94%減)、システムメンテナンスサービスが586万元(同15.30%増)だった。特に、新型コロナからの経済活動回復に伴いスマート端末製品販売が好調だった。

 一方、当期純損益は92万元の赤字で、前年同時期の552万元の黒字から赤字に転落した。売上総利益率が低いスマート端末製品販売事業が好調で、全体の売上総利益率が前年同時期の25.1%から20.8%と4.3ポイント低下したこと、為替差損と公正価値で測定する金融資産の公正価値変動による損失といった営業外費用が1794万元にのぼり利益を圧迫した。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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