【香港IPO】キングソフト傘下クラウド事業者の金山雲HDが紹介形式で上場、初値は1.99香港ドル

サーチナ

中国株

2023/1/5 9:11

 中国のゲーム・オフィスソフト大手の金山軟件<キングソフト>(03888/香港)傘下のクラウドサービス企業、金山雲HD(03896/香港)が12月30日、香港証券取引所に資金調達を伴わない紹介方式で新規上場した。米ナスダックとの重複上場となる。初値は1.99香港ドルで、終値は初値を5.53%上回る2.10ドルだった。

 同社は金山軟件<キングソフト>の子会社として2012年に設立。20年には金山軟件から分離して米ナスダックに上場した。公共サービス、医療健康、金融分野を中心とした様々な顧客の業務目標に応じたインフラストラクチャーサービス(IaaS)、プラットフォームサービス(PaaS)、ソフトウェアサービス(SaaS)を提供しており、売上の大部分はIaaSによるもの。売上ベースで中国のクラウドサービス業界第4位であり、21年の市場シェアは3.1%となっている。

 21年12月期の売上高は90億6078万人民元(前期比37.76%増)、純損益は15億9175万元の赤字(同65.43%の赤字増)。22年1〜6月期の売上高は26億6995万元(前年同期比9.27%減)、純損益は13億6528万元の赤字(同2.26倍の赤字増)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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